写真廃液(現像液、定着液など)の産廃業者による引取料金が高いのに驚いた

 2015年の夏に京都に引っ越してきて、自家現像を自宅で再開出来たのが昨年の2月。そろそろポリタンク(20L)に保管してある各写真廃液の量がいっぱいになってきたので、産廃業者さんに引き取ってもらおうと思って見積をお願いした。

 ところがである。その見積金額の高さにとても驚いてしまった。

1.千葉県船橋市に住んでいた当時

 2015年の夏まで、船橋に住んでいた。この当時は、地元の誠和工業さんに処理をお願いしていた。ポリタンクに溜めた廃液が一杯になってきたら、誠和工業さんの廃液回収トラックに自宅の前まで来てもらって、ポリタンクの廃液をトラックに搭載された大きな回収タンクに移して引き取ってもらっていた。以下の写真にある通り、80kg(80L)の引き取り量に対して4800円。1リットル当たり80円という引取料金。これ以外の費用は何も請求されなかった。

誠和工業 マニフェスト



 個人で廃液の回収をお願いする場合でも、産業廃棄物の事業者(排出者)の登録をしないといけないということで、誠和工業さんは登録手続きも懇切丁寧に教えてくれた。

2.今週の京都での見積結果

 2つの業者さんに、写真廃液引取り時の見積をお願いした。

2.1.某A社

 まず、某A社に見積依頼してみた;

 廃液処理費: 150円/kg
 回収手数料: 10,000円/回
 マニフェスト費用: 500円/枚
 
 回収方式は誠和工業さんと同じで、自宅近くまで回収トラックがきて大きなタンクに廃液を移して引き取ってくれる。

 しかし、このA社には写真廃液(酸、アルカリ廃液)を処分する施設がないそうで、実際には大阪の処理業者まで持っていくこととなるそうで、その処理業者まで運ぶ費用と手数料だそうだ。

 マニフェストとは、誠和工業さんが発行してくれていた産業廃棄物管理票(マニフェスト)A票、B2票、D票、E票に相当すると思われるが、誠和工業さんは発行手数料はとってなかった。A社の場合は、マニフェス発行手数料が合計2000円になる。

2.2.某B社

 誠和工業さんとのあまりの費用の差に驚き、A社に引き続きB社にも見積依頼を出してみた;

 廃液処理費: 300円/kg
 収集運搬車両代: 20,000円/回


 .......。A社でいうところのマニフェスト費用は、収集運搬車両代に含まれていると思うも、非常に高い。
 B社の説明によると、やはりA社と同様に自社には廃液処理設備がなく、神戸の処理業者まで運ぶ費用などが大阪の業者まで運ぶA社と比べると距離があるから......などなどの説明があった。
 それにB社の場合、ポリタンク丸ごと引き取るそうなので、引き取ってもらう度に新たに20Lのポリタンクを購入しなくてはいけない。

 B社の説明によると、運搬車両代が1回20,000円であることについては、一回で引き取る量が多いほど、相対的にお得だと言っていた。そうなれば、20Lのポリタンクを自宅に一杯用意して、一度に100Lとか200L回収してもらえれば、ポリタンク1本当たりの運搬車両代は割安になる。A社の回収手数料が1回当たり10,000円というのも同じことだろう(現在A社に確認中で回答待ち)

 船橋にいたころ、廃液処理については、かなり恵まれた環境で暗室作業が出来ていたことを悟った。運搬受託業者を介さず、直接廃液処分業者である誠和工業さんのような会社に直接廃液を引き取ってもらうことが、ここ京都では無理なのかもしれない。

 それにしても、船橋にいた頃に比べると、あまりにも引取料金が高いと思ったので、京都の産廃業者の組合なるところに電話したところ、
「こちらは、企業向け、事業者向けの対応になるので、個人からの問い合わせは受け付けていません。京都市に”町美化推進課”という部署があるから、そちらに問い合わせしてみて下さい」

と言われた。明日、早速電話してみる。


 いずれにせよ、ここまで回収費用が高いと、当然のことならがら自家現像よりも、レンタルラボで暗室作業やった方が割安なのではという考えが浮んでくる。しかし、僕の場合は、約10年かけて集めてきた暗室機材、中でも苦労して手に入れたLeitz Valoy IIや、写真好きだったお父さんの大事なFocmat 1Cを継続して使い続けることを約束した息子さんのことを考えると、やっぱり自家現像は今後も体力が続く限り続けたい。


関連記事: 自家現像の写真廃液処理(2)









コメント
コメントする








   

ブログ内検索



Forms of JAPAN
Michael Kenna



フィルム写真の教科書



categories





増補改訂 新版
山陰旅行
クラフト+食めぐり
[ 江澤 香織 ]



西日本のうつわを
めぐる、手仕事旅行



中判カメラの教科書


魅惑の
ハッセルブラッド図鑑
【電子書籍】



ライカの魔法
[ 森谷修 ]



赤城写真機診療所
[ 赤城耕一 ]

profile




links



archives

TBP



selected entries

recent comment

  • マツバラ光機
    ミノチャゲ
  • マツバラ光機
    西山
  • Acruさんで、Hasselblad503CXに合わせるストラップ購入
    ミノチャゲ
  • Lietz Focomat 1C − 受け継ぐということ
    ミノチャゲ
  • Lietz Focomat 1C − 受け継ぐということ
    ミノチャゲ
  • Acruさんで、Hasselblad503CXに合わせるストラップ購入
    西山
  • Lietz Focomat 1C − 受け継ぐということ
    satumanokaze
  • Lietz Focomat 1C − 受け継ぐということ
    カワモト
  • 遂にLeica (Leitz) の引伸機がやって来た
    ミノチャゲ
  • 霊鑑寺 (京都市左京区)
    ミノチャゲ

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM