遂にLeica (Leitz) の引伸機がやって来た

 遂に、Valoy IIが、自宅の暗室にやってきた。

Valoy II_04


 ずっと憧れていたライカ引伸機。当初はフォコマートIcが欲しいと思っていたが、状態がよい品は、高すぎて手が出ない。 今回、手に入れたValoy IIは、簡単に言うと、フォコマートIcからオートフォーカス機能を取り去ったような製品。

Valoy II_01


 僕が、ライカの引伸機を購入したかった最大の理由は、コンデンサーレンズが、ネガキャリア上のフィルムを直接上から押さえるので、フィルム面が、コンデンサーレンズに密着して、完全にフラットになってくれることにある。Valoy II は、オートフォーカス機能がないものの、コンデンサーレンズがフィルム面を直接押さえるというFocomat IcやFocomat IIと共通の特徴は備えているので、購入を決めた。

Valoy II_02


 フィルムを直接コンデンサーレンズが押さえるとなると、ニュートンリング(干渉縞)の発生が懸念されるが、今回購入したValloyの場合、それが発生しないようコンデンサーレンズの表面がアンチニュートンリング処理されている。


 ライカの引伸機に付属のネガキャリアは、最初から黒フチが出る大きさになっている。今まで使ってきたFujiB690の場合、ネガキャリアは、黒フチが出るようにはなっておらず、自分でネガキャリアを削って、出るように加工した。尚更のこと、直接コンデンサーレンズで押さえた時、どんな風に仕上がるか、楽しみである。

Valoy II_03



 購入したお店の方のお話では、僕が購入した製品は、1960年代に製造されたそうだ。僕と同年代だ。そんなに古い引伸機が非常に綺麗な状態で手に入ったことが、非常に嬉しい。支柱には錆が全く見られない。大事に使いたい。


Valoy II_05



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暗室、始動−とりあえず試し焼き

 年末から始めた新しい暗室の準備、一昨日でやっとほぼ完了。まだLeitz Valoy IIが届いていないのですが、とりあえず既存のFUJI B690で、試し焼きしようと思ったら、問題発生。

14D14_Anshitsu.JPG



 ベニヤ板を張って、部屋の大きな窓を遮光していたのですが、太陽の熱でベニヤ板が反って、パーマセルテープでシーリングしていた部分が剥がれ始めてしまいました。

 ベニヤ板をひっくり返して、反対側の面を太陽に晒したら、反りが収まり、問題はなくなりましたが、念のためEtsumiの遮光カーテンを自宅最寄りのビックカメラで追加購入し、丈の長さを窓のサイズに合わせて裁断。 

14D14_Anshitsu02.JPG


 ベニヤ板を窓に貼り直して、さらにその前に遮光カーテンを設置して、遮光性はより完璧に。

14D14_Anshitsu03.JPG



 久しぶりに暗室作業やると、ダメですね。買ってあったと思っていた薬品が一種類なかったりして、最寄りのビックカメラに買い足しに走ったりしていたら、すっかり時間がなくなりましたが、それでも我が家のグレピをLeica M3 + Summilux 50mm f1.4 (ver.2)で撮ったときのフィルムで、最低限の試し焼きはやってみました。

14D14_Anshitsu04.JPG



 焼き上がり、特に問題はなし。今月後半は週末の予定が入っているし、来月前半は台湾旅行があったりするので、次回暗室作業ができるのは、2月の後半になります。そのころには、Valoyが届いていると思うので、このグレピの写真をFUJI B690で焼いた場合と比較したりしてみたいと思っております。



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暗室準備、最終段階(引き伸ばし用レンズ、購入)

 暗室準備も、最終段階にきました。ライカの引伸機は、まだ整備してもらっていている最中ですが、それに装着するレンズを新たに購入しました。

 新たにといっても、何十年も前の中古レンズ。今回購入したのは、LeicaがまだErnst Leitzだった時代に製造されたFocotar 5cm f4.5。幸いにして傷一つ付いていない製品を購入出来て、オーバーホール済。

Focotar 5cm f1.4


 Focotar 5cm f4.5には、初期型と後期型があり、今回購入したのは、初期型。後期型は、シュナイダー社による委託製造でつくられたものだそうで、初期型と比べてプリントがシャープに仕上がるそうです。初期型は、より柔らかい仕上がりになるそうです。初期型と後期型を同時に一度に買えればよかったのですが、それは次回の楽しみということに。
 初期型を選んだ理由は、従来から使っているFuji B690用の引伸用レンズであるFUJINON EX 50mm f2.8がとてもシャープに仕上がるので、Focotarは、より柔らかく仕上がるレンズをまずは選んだという次第。僕の写真は、コントラストが高くてコチコチになる傾向があるので、柔らかく仕上げたいときには、今回購入したレンズに助けてもらおうかと(笑)。
 でも.....やっぱり、後期型も欲しいなぁ(そのうち、絶対買うぞぉ〜)。






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今年は、銀塩モノクロに没頭?

 この年末年始の休みを利用して、準備してきた暗室。準備もいよいよ終盤。今まで使ってきたFujiB690はすでに設置済。この隣のスペースに、間もなくライカの引伸機がやってきます。

暗室_B690
 


 今までは、お風呂場暗室で、プリント作業を楽しんできましたが、特に困ったのが夏場。お風呂場では冷房出来ないし、現像液などの温度を20℃に保つために、バットを、氷入りの更に一回り大きなバットに入れて温度調整したりというような苦労がありましたが、これからはエアコンが効いた快適な部屋で引伸作業が出来るようになります。 



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父、逝く.......写真再び(Leica M3)

 親父が、逝った。約1年強の闘病生活。仕事があるので、平日は母と妹が病院に行って看病。僕は週末のみの看病だったが、それでも約一年。大学卒業以来、父に会うのは年に、2回のみ。こんなに頻繁に父に会うという状態は、最近全くなかった。病床の父と、結構色々喋った。貴重な時間だったように思える。最後の方は痴呆症の症状も出て、一週間前どころか、前の日に母が話したことを繰り返して言っても分からなくなっていた。それでも、僕がくると父は喜んでいたし、僕も嬉しかった。

 葬式も終わり、四十九日の法要のことを母と話している。それでも、父が亡くなったという実感が、まだ全く湧かない。通夜の席でも告別式でも、涙は全く出なかった。薄情な息子なのだろうか。僕の今の感覚としては、実家に電話したら、また親父が電話口に出てくるという気持ちだ。だが、やはり父がもう天国にいったのだという実感が、少しづつ出てきている。出張に向かう新幹線の中で、ふと子供の頃一緒に新幹線に乗って父の実家に向かったことなどを思い出すと、目頭が熱くなってきて.....。


 また、普段通りの生活に戻りつつある。気持ちに少しずつ余裕が戻ってきている。写真欲がまた増してきている。フィルムで、また沢山撮りたい、現像したい、デジカメでも撮りたい。もう父が見ることができない分まで、この世の中で僕が見たものを、たくさん、たくさん撮りたい.....いまだんだんそんな気持ちになってきている。


Leica M3 (京都 阿蘭陀館)
Camera: Leica M3
Lens: Summilux 50mm F1.4 2nd Generation
Film: ILFORD Delta 400 Professional




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JUGEMテーマ:LEICAで撮った写真



長尺フィルムの巻き込み作業初体験

 35mmのモノクロフィルムでの撮影が好きになって、だんだんフィルムの消費量が増えてきました。特に、EOS7s、EOS1V、GR1Vに加えて、LeicaM3を購入して以降は、GWや夏休みなど、まとまった休みがとれて、撮影の機会が増えるタイミングでは、36枚撮りのフィルムを、1か月で30本以上消費することも。

 フィルムのコストを少しでも削減するため、長尺フィルムとフィルムローダーを購入することにした。長尺フィルムは、100フィート(約30メートル)の長さがあり、これを12枚、24枚、36枚など自分の好きな撮影枚数分に分けてパトローネに自分で巻き込んで使う。自分の好きな長さに巻けるというのは有難い。例えば、同じ被写体を同じ条件で撮影したフィルムを複数用意して、それぞれ異なる条件でフィルム現像して、写真の仕上がり具合を比較テストしたいという場合、フィルム一本当たり、3〜6枚分のみ巻きたいなんてケースもあるかと。この場合、市販の24枚撮りまたは36枚撮りフィルムだと、かなり無駄がでる可能性がある。もちろん、あまった部分は、ほかの撮影目的で使えばよいわけであるが、すぐに現像して比較したい場合、やっぱり少ない枚数分のみ巻きたいというケースもあるかと。 自分の撮影目的に合わせて、フィルム一本当たりの巻き取り長さを調整できるということには、結構メリットがあると思う。

TX400(長尺フィルム)



 今回、ヨドカメさんで購入したコダックのTRI−X400(TX400)の長尺フィルムの場合、100フィートで¥5,980。これから36枚撮りのパトローネを自分で巻き取ってみたところ、19本できた。ただし、最後に巻きとった1本は、31枚分しか巻けなかった。よって、この最後の一本の端数を考慮して、36枚撮りで一本当たりのお値段を計算すると¥317になる。
 一方、TX400の36枚撮りを1本だけヨドカメさんの店頭で買うと、お値段は、¥480。従い、36枚撮りのフィルムを単体で買う場合よりも、長尺フィルムから自分で36枚づつ巻き込む方が、約34%お安くなる。フィルムが安かった時代は、プロの写真家の皆さんも長尺フィルムを多用されていたのか、昔は40%以上安くなったようだが、デジタル全盛のこの時代、やはり長尺フィルムも高くなっているようで.....。それでも、34%のコストダウンは、個人的にはとても大きいと思う。
 この間の週末購入したTX400の使用期限は、’14年の12月。僕の撮影ペースなら36枚撮り18本(+31枚)分であれば、十分に使い切れる(おそらく、半年も掛からんだろう)。

 今回購入した長尺フィルムのパッケージの中身は以下の写真の通り。もちろん、長尺フィルムの写真は撮れない。明るいところに出すと、感光してしまって使えなくなるから。長尺フィルム本体は、以下写真の缶の中に入っている。缶の中では、さらに黒いビニールの袋の中に入って、感光しないように配慮されている....と今だから書けるが、今回初めて暗室でこのパッケージを開封した時には、ちょっとドキドキ。
 今回、初めて真っ暗な暗室でパッケージを開けたわけで、一体中身がどうなっているのか分からないものを、手探りで開封して、長尺フィルムを取り出し、フィルムローダーに詰めた。

TX400(長尺フィルム)2


 フィルムローダーは、長尺フィルムをパトローネに巻き込むためのもの。僕はヤフオクで、フィルムローダーを調達。昔のLPL製のフィルムローダーが、完全未使用の状態で出品されていたものを、¥1,000で落札。
 最初に、長尺フィルムをフィルムローダーにセットする作業だけは、完全暗室状態で行う必要がある。ダークバックの中でセットすることもできるが、僕の場合は、週末にお風呂場を一時的に暗室状態にして、フィルム現像や引き伸ばし作業を行っているので、お風呂場でセット。
 以下の写真は、長尺フィルムをセットした後に撮ったフィルムローダーだが、表面に黒いテープ(パーマセルテープ)がベタベタ貼ってある。これは、完全に僕の取り越し苦労。もしかしたら、蓋に隙間があって、フィルムが感光してしまうのではないかと思って、お風呂場暗室で、長尺フィルムをローダーにセットしたとき、真っ暗な状態で、手探りで、蓋の隙間とか角の部分に、遮光目的でテープを貼りまくった。約¥6,000もする長尺フィルム。万が一にも光が入って感光してしまったら、長尺フィルムを買った意味がなくなってしまうと思ったから。でも、この作業は、多分必要ないかと.....。

LPLフィルムローダー



 フィルムローダーの中身は、以下の写真の通り。真っ暗な中で手探りでセットするのが、今回初めてであったこともあって、長尺フィルムをセットするのには、少々手間取りました。特に、写真左上のローラーの間で入り組んでいるあたりに、真っ暗闇でフィルムを通すのはチョット一苦労。
 でも、次回以降も、同様の作業を続けていれば、だんだん慣れてくるかと。

LPLフィルムローダー2


 フィルムローダーに長尺フィルムを詰めさえすれば、パトローネに巻き取って小分けにする作業は、明るい場所でできる。
 パトローネは、フィルムローダー用に空のものが販売されているが、ここでもコスト削減目的で、今まで使った36枚撮りのパトローネを、自家現像したときに捨てずにとっておき、それを18本用意してリサイクル。自家現像で、現像タンクのリールにフィルムを巻き取ったあと、フィルムを少し長めに残して切断。そのパトローネ側の切断部と長尺フィルムの端を、以下の写真のようにテープで固定。あとは、パトローネ装填部の蓋をして、フィルムローダーのハンドルを回して、必要枚数を巻きとっていく(今回は、36枚づつ巻きとった)。

LPLフィルムローダー3


 巻き取っていくと、フィルムローダー裏側のカウンターが、カチカチと動いて、何枚分巻きとったかタイムリーに判断できるので、巻き取り作業は、いたって簡単。巻き取ったら、フィルムをはさみでカットします。あとは、この作業を、長尺フィルムがなくなるまで繰り返すだけ。

 今回、36枚分に巻きとった18本(+31枚分)のパトローネは、いままで単体で購入していたフィルムと同じように、使用するまでは、密閉袋(ジプロック)に入れ、さらにそれを密閉容器に入れて、冷蔵庫で保管している。


 デジタル全盛のこの時代、長尺フィルムを使う人もドンドン減っていると思うが、手に入る間は、使い続けるつもり。ヨドカメさんの店頭には、よく使うイルフォードのデルタ400の長尺フィルムがなかったので、注文しておいた。


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今日はフィルムを自家現像 (Leica M3)

 さて、今日は久々にフィルムを自家現像します。先月遊びに行った台湾で、ライカM3とEOS1Vで撮った写真と、自宅で撮ったグレピ、クロピの写真を中心に、ILFORD Delta 400, Kodak 400TXなど全部で16本現像します。
 はやいとこ、朝飯食べて準備せねば。

卯辰山から撮った東山界隈(石川県金沢市)
Camera: Leica M3
Lens: Cosina Voigtlander NOKTON 35mm f/1.2 ASPH VM II
Film: ILFORD Delta 400
Shot Higashiyama area from Utatsuyama in Kanazawa, Ishikawa-pre.



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来月から引き伸ばし作業再開

 入院中の父も回復に向かいつつあることから、来月から、また週末にフィルムの現像作業・引き伸ばし作業を本格的に再開することにした。6月に写真展を行ったときの仲間で、現像液の自家調合にも挑戦し始めていたのであるが、この2ケ月間は参加できずにいたので、まずはこれまでの自家調合で現像した結果で勉強させてもらって、僕も自家調合の現像液でトライしてみたいと思うのであります。

 この写真は、主計町から撮った浅野川。子供の頃、この辺りを通って父の実家に向かったものである。懐かしい。

主計町からみた浅野川Camera: Canon EOS1V
Lens: Sigma 50mm F1.4 EX DG
Film: Ilford Delta 400




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6X9判引伸機用の配光補正フィルター

 週末にお風呂場暗室で自家現像を楽しむようになって約一年経過しました。1年前にヤフーオークションで引伸機(FUJI B690)を購入したのですが、ひとつ足りない部品がありました。別になくても引伸作業は出来るのですが、これがあったら作業が少し楽になるのではと思っていたのが、配光補正フィルターセットです。

 僕が使っているB690の場合、中判カメラ用のブローニーフィルム(120/220フィルム)に対応していて最大6X9(実画面サイズ:56mmx82.6mm)のフィルムサイズにまで対応している。6X9という大きなサイズのフィルムに対応しているFUJIの引伸機で、最も一般的な35mm判のフィルムをf50mmの引伸レンズを使用してプリントすると画面の四隅で光量低下します。よって、この状態で引伸作業を行うと、当然照度ムラが発生します。
 実際、僕も特に大きなサイズの印画紙で、さらに背景が単一色でノッペリとした壁だったり、雲がない均一な空だったりするプリント作業時に、そのままストレートに焼いて、画面の隅の方の濃度が明らかに異なっているのが分かってしまうことがありました。だから、こういう場合は、隅の方だけ長目に焼き込むプリントをやり直す必要が出てきます。隅の方の濃さが異なっていると思った場合は、その部分だけ焼き込み作業を行って、できるだけ均一な背景の濃さになるように調整したりしましたが、それはそれで、いかにもアナログ的で楽しい作業だとも思ったりします。

 同じFUJIの引伸機でも、FD690のようなプロ向けの6X9判用高級機種だとf50mmの引伸レンズを使用する時には、専用の補助コンデンサーが純正部品として搭載されているようで、最初から照度ムラ防止に対応しているみたいです。

 35mmフィルムやブローニーフィルムでも6X7判までしか使わないという場合は、わざわざ6X9判対応の引伸機は必要ないわけで、35mm専用機や6X7判まで対応している引伸機ならば、6X9判対応引伸機のようにf50mmレンズ使用時の照度ムラは心配ないですからそれらを使った方がよいでしょうねぇ。しかし、私は今だんだん中判のカメラに興味を持ちつつあります。いつかはハッセルブラッドが欲しいなぁと考え始めています。ハッセルブラッドの場合6X9判までは必要ないですが、さらに6X9判対応のカメラが欲しいなんて思うこともあるかもしらんですからなぁ。そうなると、やっぱり現時点では照度ムラの心配がより少ない6X7判対応の引伸機などに買い替える気にはなれないです。だったら、35mmフィルムを使うとき専用にもう一台買えばよいではないかとなるのでしょうけど、何しろ狭い我が家。もうこれ以上引伸機を増やして、スペースを占領しようものなら、確実にカミさんに殺されてしまいます(笑)。


 私が購入したB690は、デジタルカメラが幅をきかせるようになる前は、非常にロングセラーの人気機種であったようですが、性能的には汎用機種のようで、照度ムラ補正用のコンデンサーは搭載されていないです。照度ムラを防止するためには、別売りの配光補正フィルターセットが必要になります。しかし、デジタル全盛のこの時代、今更この特殊な引伸機のアクセサリーを、富士フィルムさんが販売継続しているわけもなく、これもまたヤフーオークションで手に入れるしかないと思い、ここ数カ月間これが出てくるのをずっと待っていたら、やっと出てくれました。

配光補正フィルター

 
 発売されていた当時の価格とほぼ同額の5000円で落札。引伸機本体の落札価格と比較すると、少々高い買い物でしたが、落札して実際に送られてきた商品を見てビックリしました。外箱は色褪せておりましたが、中をあけて出してみると、今まで完全未開封の新品であることが分かりました。相当の年代物でしょうから、それが新品で手に入ったことには感謝したいです。

 配光補正フィルターという立派な名前がついているので、さぞかし高性能な光学補正用のフィルターだろうと想像していたのですが、意外とつくりは簡単。ガラスの中央の直径3cmくらいの範囲内に白い色のドットが印字して埋めつくされておりました。要するに、印画紙に焼く時の中央部の光量を抑えて、画面四隅の光量と合わせようとしているわけです。しかし、配光補正フィルターのみ使用すると、当然フィルター中央部の白いドットの影が印画紙にうつってしまう可能性があるので、もう一枚拡散ガラスなるものを、配光補正フィルターの下部に設置する必要があるのであります。拡散ガラスは、今回落札した配光補正フィルターセットの中にちゃんと入っておりました。

 昨日現物が届いたばかりなので、まだ、配光補正フィルターセットをB690に設置した状態でのプリント作業は行っておりませんが、とりあえずB690の中に取り付けてみました。
 B690の場合には、2枚あるコンデンサーレンズの間に拡散ガラスを簡単に挟み込むことができると分かり、とても便利。そして、配光補正フィルターはコンデンサーレンズの上部にあるフィルターポケットに入れればよいだけ。
 とりあえず、この状態で次回引伸作業をやってみようと思います。


 今回購入した配光補正フィルターセットは、B690だけではなく、FUJIの角型コンデンサーを採用している以下の機種でも使用可能だそうです;


 SS690、SD690、S690、S690DX、A690DX、F690MF、N690MF、S69、B


 尚、D35などのナングレアガラス付のネガキャリアを使用する場合、拡散ガラスは使う必要はないそうです。



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自家現像の写真廃液処理(2)

 前回お伝えした自家現像の写真廃液回収の件、昨日実際に誠和工業さん(船橋市金杉)に回収しにきてもらいました。来る前に、自宅に電話があり、トラックで回収に来る時間を確認。その時間に合わせてマンションの前に廃液が入った20Lポリタンク2本を運んでおきました。

誠和工業


 
 トラックの荷台に現像液と定着液の廃液用の巨大なタンクがあり、そこに私が昨秋からためてきた各廃液20Lづつを注ぎ込んで作業終了。

 誠和工業さんのサイトに詳しい情報が出ておりますが、様々な処理工程を経て、最終的に廃液中に含まれる銀などは回収されて再利用されます。

 引取料金は、40L合計で3,360円(税込)。引取作業後にその場で現金払いでした。


 廃液をトラックの巨大なタンクに移す際、作業者の方はニトリルゴム製の手袋を使っていました。私も、自宅で現像作業を行うときには、ニトリルゴム製の手袋を使っています。ニトリルゴムは耐薬品性に優れるので、自家現像用の薬品を扱うときにも安心。ダイソーにも売っています。そんなに高いものではないです。


 現像液と定着液の廃液がそれぞれまた20Lたまったら、誠和工業さんに再度引取をお願いしようと思います。



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